取得可能な資格

看護学部で取得できる4つの資格と学位(看護学)
-3つの国家試験受験資格と養護教諭一種免許状-

本学部では、4つの資格を取得できる養成課程があります。
各領域で活躍できるよう、きめ細やかな教育プログラムを準備しています。様々な進路を目指す学生が共に学び、視野を広げられることも本学部の強みです。

1 取得できる資格

1)看護師

看護師のケアの対象は、看護を必要とする人、それは疾病を抱える人だけではなく、健康を求める人、そしてその人の家族や周囲の人々です。看護師が活躍する場は、主に病院や診療所、そのほかに、訪問看護ステーション、企業内健康管理室、介護保険施設、福祉施設と、多岐にわたります。本学では、看護師国家試験受験資格を取得することができます。

2)保健師

地域に暮らす全住民の健康な生活環境づくりを支援するほか、関係機関と連携しながら地域の課題解決に取り組みます。活躍する場は、保健所や市町村などの行政機関、病院、企業、地域包括支援センター、福祉施設など。本学では保健師国家試験受験資格を取得できるコースがあります。なお保健師として仕事をするためには、保健師国家試験のほか、看護師国家試験の合格が必要です。

3)助産師

助産師は、妊娠、分娩(出産)、産褥(出産後)の各期において、女性と生まれる命、家族に対し、必要なケアを行います。また、少子化などの社会的変化に伴って、周産期にとどまらない女性のライフサイクルへの支援を行うプロフェッショナルとして期待されています。活躍の場は、病院、診療所、助産所、行政機関、教育・研究機関など多岐にわたり、助産所の開設も可能です。本学では助産師国家試験受験資格を取得できるコースがあります。なお助産師として仕事をするためには、助産師国家試験のほか、看護師国家試験の合格が必要です。

 

4)養護教諭

養護教諭とは学校におけるすべての教育活動を通して、健康教育と健康管理によって、児童生徒の発育発達を支援していく教育職員です。養護教諭の仕事は、けがや病気の手当・健康診断に関すること・心やからだの健康問題への相談的対応・学校環境の整備・健康を守り育てるための健康教育等であり、高度な専門的知識や実践が求められます。本学では、看護師国家試験受験資格にかかわる濃密な教育カリキュラムによって、看護師資格を持つ養護教諭を養成します。

 

2 各課程における学び

各課程において、実践・指導経験豊富な教員が学びをサポートします。岩手県内の実践現場と協力し、就職や国家試験についても丁寧に指導しています。


3 各課程の科目とスケジュール

各課程において充実した講義や実習が準備されています(表1)。

保健師課程は2年生の後期、助産師課程は3年生の後期に選考試験があり、合格者がそれぞれの科目を履修することができます。所定の単位を取得することで、それぞれの国家試験の受験資格を得ることができます。教員免許を取得するためには、教職課程に履修登録する必要があります。その上で、教職科目とそれぞれの関連科目を履修します。履修継続は、3年生後期の選考試験によって決められます。(図1)。

ただし、それぞれの課程の開始時期は異なるものの、1課程のみ選択が可能であるため注意が必要です

講  義 実  習
保健学科目 保健医療福祉行政論Ⅱ、保健統計学、疫学、学校保健・産業保健論、公衆衛生看護活動論Ⅰ~Ⅳ 公衆衛生看護学実習
助産学科目 地域母子保健論Ⅰ・Ⅱ、助産診断技術学Ⅰ~Ⅵ、助産学概論Ⅰ・Ⅱ、助産管理学 助産学実習Ⅰ・Ⅱ
教職科目 食品栄養学、教育原理、発達と学習、特別支援教育論、教育課程論、進路指導論、道徳教育論、教育行政学教育相談論、生徒指導論、日本国憲法、総合的な学習の時間の指導法、教育方法論、教職概論、特別活動論、保健課教育法Ⅰ・Ⅱ、教職実践演習(養護教諭)、事前事後指導、学校保健看護論、学校看護学、学校健康相談活動 教育実習Ⅰ
教育実習Ⅱ
養護実習

表1 各課程の科目

図1 3課程のスケジュール%A


Top