臨地実習について

看護学実習は、授業(学習)の一形態として位置づけられ、各専門領域(基礎看護学Ⅰ、基礎看護学Ⅱ、母性看護学、小児看護学、成人看護学、老年看護学、精神看護学、地域看護学)および看護学総合実習における学習目的・目標を達成するための臨地実習として行われています。

看護学実習の目標

  1. 学内で学んだ知識・技術を基盤として、人々の看護ニーズに応えることができるような判断力、実践力、応用力を養う。
  2. 看護の実践を通じ、その中から探究すべき課題を取り上げ、研究の視点を持って学習を深める。

臨地実習の履修スケジュール

※各実習の詳細については、カリキュラムのページでご確認ください。

実習の1日の流れ(病院での例)

8:00 自己学習

実習先の医療施設に到着したら、更衣室で着替えを済ませ、実習開始まで自己学習などを行って過ごします。

8:30 病棟へ挨拶

病棟まで移動し、実習開始の挨拶をします。元気よく笑顔で行いましょう!

8:45 情報収集・行動調整

電子カルテなどから、受け持ち患者さんの情報収集を行います。

その後、実習指導者(看護師)に対して、行動計画や目標を伝え、行動調整を行います。

9:00頃~ ケアの実施や見学

看護師と一緒に、受け持ち患者さんのケアを行います。行った看護について看護師や教員に報告し、振り返りを行いながら実習での学びを深めます。

患者さんに必要な援助を考え、学内で学んだ知識や技術を基盤としてケアを行います。患者さんの反応をよく観察することが大切です。

12:00 配膳や食事介助

食事の配膳から下膳、口腔ケアを行います。患者さんの状態に合わせた援助が必要です。

14:00 リハビリ&コミュニケーション

リハビリに付き添ったり、ベッドサイドでコミュニケーションを取ったりしながら、患者さんの療養生活の理解を深めます。

病気や治療に対する患者さんの思いを真摯に受け止めながらお話をさせていただきます。患者さんから教えていただくことがたくさんあります。

15:00頃 1日の報告

実習指導者(看護師)へ報告を行い、今日1日を振り返ります。自分では気づかないことや不足を指導いただき、今後の予定などを確認をして翌日に備えます。

15:30~ カンファレンス

学生同士でカンファレンスを行い、互いの学びを共有します。ぜひ今後にいかしましょう!

16:00 実習終了

実習を終了し、自宅や大学で実習記録を書いたり、翌日の実習に備えて自己学習を行ったりします。

*掲載されている写真は、臨地実習を再現したものです。被写体となっている方の許可を得て掲載しています。

*感染症に留意し、一部マスクを外して撮影していますが、実際の実習では、実習施設の感染対策に準じ、マスクを装着して行っています。

 

主な実習施設

岩手県内の病院、診療所、助産所、訪問看護ステーション、保健所、保健福祉施設、事業場など、文部科学省申請承認施設約220箇所(2024年現在)


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